神人~禁断の地~
すると、バースがこの街に来て最初に声をかけて来た男が前に出て来た。
「戦いに来た訳じゃない。その、君達の傷の手当てをさせてくれないか?」
「あん?」
どういう事だ?今まであんなに嫌っていたのに、急に何だ?
「バース、罠だよ。あんな事言って私達を殺すつもりだよ」
「違う!我々が間違っていたんだ!」
「だからどういう事だよ」
ジュリア達の前に出てバースが聞く。男は申し訳なさそうに顔を歪めた。
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