神人~禁断の地~
ジュリアはヘウ"ンの肩に手を置いた。
「大丈夫だよヘウ"ンちゃん。きっとバースが守ってるだろうから」
「はい…」
今はそう信じるしかない。ジュリアにとってはケリーなんてどうでもいい。あの娘が勝手に付いて来たのだから。でもヘウ"ンちゃんやバースはそうはいかないんだろう。
(神人だからね…)
「ジュリア」
ビオラが辺りを気にしながら声を潜める。
「一度地上に出ましょう。そしてホテルに置いて来た屋敷の地図を見て、バースと合流しよう」
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