神人~禁断の地~
さらに住人達は各々手にスコップや木刀を持っていた。その理由は、ジュリア達を殺す為だろう。
「お前等…」
一人の男が一歩前に出て来た。
「お前等神獣なんだってな。あのヴァンって男も、神人なんだろう」
ゲインの部下共が住人達にばらしたのか。ホントに面倒くさい。
ジュリアは無理矢理笑顔を作り、
「そうだよ。ちなみにあの神人はヴァンじゃなくてバースね」
「この街に入るという事がどういう事か教えてやる」
ジュリアの言葉が癇に触ったのか、壮絶な表情でゆっくりと近付いて来る。
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