神人~禁断の地~
「殺す!」
一人の若い男がジュリアに向かって鍬を振り上げて来た。ジュリアは鍬が振り下ろされる前に、男の顔面を殴り飛ばした。男はそのまま動かなくなった。
その行動が余計に住人達の怒りに触れた。
ジュリアは怒りを込めた笑顔を浮かべ、怒声を吐き出す。
「ウザイんだよね…。そんなに殺したいなら殺してみろよ…殺せるもんならな!!」
そして神獣と住人の衝突が始まった。
「ジュリア!殺しちゃ駄目よ!」
「分かってるよ」
こんな奴等を殺しても何にもならない。今は早くバース達の所に行かないと。
バース、ヘウ"ンちゃんは頼むよ。
< 98 / 168 >

この作品をシェア

pagetop