好きです。




何も考える余裕がなくて、何故か私は昇降口とは真逆の、自分の教室の方へと走っていた。


脳みそが心臓に変わったみたいに、頭の中がドクドク響く。


気持ち悪いのに、そんなに体力もないのに、ただ藤山くんから逃げるので必死だった。




< 12 / 21 >

この作品をシェア

pagetop