7days
皆の為に殺人者が捕まると良いですね
その場にいた俺はそう言っているように聞こえた。
「今度からご飯食べてくる時はきちんと連絡してね」
「うん」
そう言って母さんはドアを閉めて一階に下りていった。その音を聞いて俺はもう一度ノートを開いた。
≪顔見知り?≫
そう書き加えた。そして立ち上がりそれを本棚にしまった。
いや、しまおうとした。
ノートを持って本棚の前に立ち尽くして数十秒。
俺はそのノートを勉強机にある鍵付きの引出しの中にしまい…
鍵をかけた。