7days
「―――――…」
今何て言った?
「もう疲れたんです。終わりにしましょう」
早口で震える声で彼女は言う。
「色々ご迷惑かけました。もう良いですから」
何言ってるんだ。
俺はレイのこと、こんなにも好きなのに。
「何だよ…………急に…」
「良いじゃないですか。ちょうど。明日から新学期でしょ?勉強頑張って下さいよ。私のことはどうでもいいですから」
「どうでもよくなんかねぇよ!!俺はレイのこと―――」
「重いんです!!もう疲れたんです!!かまわないでくださいよ!!」
やっと顔を上げたレイは、大粒の涙を流し目を真っ赤にしていた。
「もう私のことは良いですから」
レイはそう言うと公園を走り去って行った。
俺はその場に立ち尽くすした出来なかった。
無邪気に遊ぶ子供の声だけが響く―――