7days



お腹に強烈な痛みが走ったと同時に


タツキさんの声が聞こえた。




「レイ!!レイ…!」



神様からの贈り物だ。



「犯人確保―――!!」



死ぬ前にタツキさんに逢わせてくれた。



夢を見させてくれてありがとう。





「レイ!レイ!レイ!」



あれ。お腹が手のひらで押さえつけられる感触がする。



いつの間にか私は崩れ落ちて、横になっていた。



―――夢じゃなかったらしい。



タツキさんが刺されたお腹を強く押さえてくれている。





< 289 / 310 >

この作品をシェア

pagetop