7days
「俺ってそんなに信用ない?」
「ちっが…ちがうっ…」
信用がないわけない。タツキさんは頼りがいがあって、いつも私の面倒を見てくれている優しい人。
私がどれだけ迷惑をかけても笑って許してくれる人。
私にはもったいないくらいの人。
「じゃあ何?」
「っ…あ、こわ、い」
やっと言葉を発することが出来た私にタツキさんは、眉を寄せて怪訝そうな顔をした。
「何が?」
「タツキさんが、離れてくっ……」
目を見開いて驚いた顔をした彼。ほらやっぱり図星だよ。
「何で?」
「……、」
「何で!?」
優しかった顔が冷徹な顔に変わっていく。有無を言わせず私に喋らせようとしている。私はこの空気に耐えられなくなり口を開いた。