☆恋する看護師☆
「不思議の国のアリスだ!!」

「だろ?気に入ったか?」

「うん!!」

あたしは、部屋の中を走り回る。

「あっ美優風呂入るぞ一緒に」

「へ!?一緒!?」

「ああ クリスマスだしいいだろ?」

「・・・じゃあ、あたしが、先に入る」

「ん、わかった」

先に入って体を洗って、湯船に浸かった。

「もう、いいよ~~!!」

すぐに拓斗が入ってきた。

もちろんあたしは、恥ずかしくて背を向けたまま。


暫くして拓斗が湯船に入ってきた。

「こっち向いて」

ゆっくり拓斗のほうを向く。

そこには愛おしそうに目を細める拓斗が居た。

「手、だして?」

言われたとおりに手を出すと、グイッと引っ張られた。

「きゃっ」

拓斗の胸に飛び込んでしまったあたし。

しかも真正面から。
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