☆恋する看護師☆
気付くと、美優は上がっていた。

「あっいや・・・」

歯切れの悪い返事を、返す俺に?マークの美優。

「あのさ、今日律人に告られていたよな?」

超驚いた顔の美優。

そりゃ、そうだよな。

まさか見られていたなんて思わないだろうし・・・

「・・・ああ ごめんね? 嫌な気持ちになると思って」

「見てしまって、自分から聞くのはもっと嫌」

「ごめんね?」

「寝る」

俺は美優が謝っているのにも、関わらず寝室へ行く。

美優は泣きそうになる。

でも、今そこに居たら美優に何するか分からない。

布団に潜り込んで、寝たふりをする。

暫くすると、背中に暖かいものを感じた。

もぞもぞと動いて、俺の背中から前へ手を伸ばす。

俺は、美優が寝たのを確認して振り返る。

そして、真正面から抱きしめ返す。

ごめんな、美優。

俺が、勝手なせいで・・・

俺の胸の中で眠る美優の涙の後を見て胸が痛む。

俺は、ある決意をした。

明日は、土曜日かぁ・・・
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