☆恋する看護師☆
「わかった 行かないからどいて? お腹減ったし」

「ん」

「じゃあ、服着るからあっち向いてて」

「いや、下りる」

素直に拓斗は下に下りて行った。




「何食べる?」

「苺ジャムパン」

「意外にそういうの好きだよね?」

「意外か?」

「うん めちゃくちゃ意外」

「そういえばさぁ、今日拓也来る日じゃねぇ?」

「今日だったね?」




暫くすると、やって来た拓也。



「拓にぃ~お久~」

「久し振り」

「美優ねぇ~」

「拓也君~」

と、あたしと拓也君が抱き合おうとすれば止める拓斗。

「?」

「弟でも美優と抱き合うとか許さねぇ」

すぐにあたしの顔は、赤くなる。

「今日はさぁ、ビデオ屋に行って家で見るか?」

「そうしよ~」

「そうだね」




〔拓斗〕
レンタルビデオ屋に着いたのはいいけど、拓也と美優がすっげぇ悩んでかれこれ30分。

「これでいっか!!」

「だね?」

そしてやっと決まったのは、ホラー物が2つと恋愛物は1つ。
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