☆恋する看護師☆
車が動き出すと、美優と拓也はさっき借りたビデオの話。

「どれを一番に見る?」

「僕は、これ!!」

「だよね あたしも」

二人が決めている間に家に着いた。

「一個見てたら、ちょうどお昼ご飯かな?」

「そうだな」

リビングを真っ暗にして、見始めたホラー物。


「美優は平気だったけ?」

「怖いけど好き」と言ってた。

だけどさっきから、怖いシーンは俺の後ろ。

もう前に来いよ!!

って言う事で、俺の膝に乗せた。

俺の胸の方に顔を、向けながら美優が「もう、大丈夫」と聞く。

「ああ」

「よかった」

「美優ねぇ、大丈夫?」

可愛い顔の割りに、ケロッっとした顔をしてる拓也。

「うん」

でも美優がすっげぇ可愛い。

「ふ~やっと終った」

「お前、本当に好きか?」

「好きだけど、怖がりなの」
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