☆恋する看護師☆
「はい すみませんでした俺が近くに居たのに」

俺はその時の事が、悔しくて唇を噛む。

「・・・まぁ、何とか一命を取りとめたしこれからも美優をよろしくね?」

「はい 責任を取ります」

「まぁ・・・それは・・・」

「もちろん義務感じゃありません いつかプロポーズするつもりです」

「じゃあ、あたし達は早めに聞けたのね?」

「はい」

「じゃあ、よろしくね?」

「はい」

元気なお母さん達だった。

「んっ・・・」

「あっ起きたか?」

「・・・・・・」

「大丈夫か?」

「拓斗、ギュッてして?」

美優の望みを叶えて、強く抱きしめてやる。

美優が俺の胸に、顔をスリスリさせる。

それがとてつも無く、愛しくて可愛かった。


「傷見せて?」

「・・・ヤダ」

「何で?」

「多分グロイし、軽蔑されるもん」
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