☆恋する看護師☆
「やっ・・・そこはっ・・・」
今拓斗があたしの背中の傷を、舐めている。
正直あまり、傷を見せたくない。
だって、醜いから。
「あっ今、きずが醜いと思っただろ?」
何で・・・?
「別に、醜くねぇし 言ったじゃん?子供を守った勲章だって」
「そうだけど・・・」
「それに、この傷も全て俺は愛しいって思うよ?」
「拓斗・・・ありがと」
「だから、俺の傍を離れるなよ?」
「うん」
半泣きになりながら、拓斗の言葉に頷く。
「よし!!」
そう言ってあたしの、頭を撫でてから背中への愛撫を再開した。
拓斗の優しい言葉に、気持ちが晴れた。