キミに捧ぐ


胸が高鳴る

脈が速くなる

はさまれた頬から赤くなっているだろう顔

指の先の神経までが私に触れている部分に集中する




その熱っぽい視線のせいで…





今自分の考えていることすら
ぐるぐるとかき混ぜられていく
この気持ち














…私はその気持ちの名前なんか
分からない




むしろ分からなくて良いんじゃないか、と思う








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