キミに捧ぐ



『ちょっと!何で先生も隠れてんの!?』



葉月が小声で聞いてきた




『あ…そうだった』



普通に考えて俺は隠れる必要がない



『どうすんの?今さら出れないよ?』



『そうだな…待つしかない』




いやほんと、バカだろ俺




「ロッカーにいるわけないしな…」


渡瀬先生が呟いた一言に俺と葉月は肩がピクッと動いた



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