キミに捧ぐ











「…葉月…楓」






さっきまで机に伏せていた生徒





俺が視線を名簿からはずすと






「はぃ…」





声は弱々しかったものの

しっかりを顔上げ
強い眼差しでこっちを見ていた











楓が…






たった一瞬

ほんの一瞬

目が合った









< 142 / 460 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop