キミに捧ぐ



「……」



ふと、隣から話し声が聞こえてきた



「珍しいな」




隣に住む人は夜遅くに帰ってくるみたいで顔を見たことはほとんどない



男っていうのは分かるんだけどな



今日は早かったらしい




「…ぁ!」



ほんと微かな声が聞こえた




「おいおい…何やってんだ?」




隣の部屋の人には女の気配はなかったはずなのに



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