キミに捧ぐ



昔からこんなんだった


颯兄ちゃんと過ごした日々は毎日が楽しくて温かかった



温かかったからこそ1人では辛い思い出でしかなくて…

泣いて

泣いて


こんなんだったら思い出なんかなければよかったと幾度となく思っただろう




「葉月…」


楢崎先生が呼ぶ


「すみません、大丈夫ですよほらっ」


そう言って笑って見せる


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