キミに捧ぐ




黙っていたと思っていたら一言だけ


「病院です」




そう言ってこちらに向かってくる

病院?

あっやべえぞ!目合わせらんねぇ!



でも俺より先に葉月のほうがうつむき加減だった




…よかったような悪かったような



失礼しました、と言い出て行った













「なあ、」



「なんですかー」


わざとらし


「葉月…お前の妹だったんだなー」



< 293 / 460 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop