キミに捧ぐ







「………何で」


机を見たままこっちを見ずに疑問を投げ掛けてきた


どんな顔をしてるのか分からない



「葉月から聞いた」




「そう……」


こころなしか声が沈んでんな


「今日の夜空いてるよな」



「ああ」


「ま、そーゆーことで」


飲みにってことだ

「悪いな…」



…今にも泣きそうな顔しやがって


「ばーか」


気にすんなよな










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