キミに捧ぐ



先生はだんだんと腕の力が強まってゆく


私はだんだんと体温があがっていくのが分かる



「…せんっ…!む…」


せい…と言おうとしたところで、手で口を塞がれた


呼べないよ!


「んー!!」



むぅ…どうしよう






さっきから楢崎先生の髪が首に触れていてくすぐったい



私の腕は先生のまわしている腕で肘から先しか動かせない



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