キミに捧ぐ



「置いてっちゃダメだよね…」



抱き締められて眠ってしまったので、先生の体は私に寄っ掛かったまま


私はすっぽり入ってしまうからそこが男の人なんだなあってとても思う

先生は背が高いし



ちょっと重いけど、


「後藤先生はまだ大丈夫かな……」

今日は行かないと



とりあえず、私は靴を再び脱いで先生を手で支える



「楢崎先生!起きてください!風邪引きますよ!」



「……」



「んー!!どうしよ!!」


私だけじゃ支えきれないよ~…



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