キミに捧ぐ



「最近はあんま見ないからさ…」



そう言って悲しそうに笑う先生に胸が痛んだ


そんな顔をさせてるのはわたし?


「すっごく元気です!」


私は無理矢理笑顔をつくった


大丈夫…自然に。



「ならいいんだ。じゃ」



と部屋に入ろうとする



えっもう!?
もうちょっと話したいのに…


「あの!」


私は思わず声をかけてしまった


「ん?」


振り替える先生


「えっ、と…」


ヤバイ…

話すことなんてないのに



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