キミに捧ぐ



先生の真剣な顔

火が灯る目

力強い腕



しっかりと覚えてる



私だって…


一瞬よぎる想い



でも…


それが私をとどまらせる



「あの人が好きなのか?」


もう薄暗くなって表情はよく分からない


「違います…」



「好きでもないのに男の部屋に出入りして…」



「後藤先生とはそうゆうんじゃなくて!
私が…」



楢崎先生に私が後藤先生と付き合ってるとか思われたくなかった

事実、付き合ってないし


他の人だったらきっとばからしい…ぐらいにしか思わない



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