キミに捧ぐ



こんなに必死になるのは貴方だからなんだよ?



「私が…だめ、だから…」



どうして私なの?



初めて自分の体のことを聞かされたときから今まで仕方ない、とあきらめていた



私のために悲しんでくれる人なんかいないんだから

いつ死んだって同じじゃん


って


考えてた





でも楢崎先生に出会って、好きになって…



私が健康だったら


病気なんかじゃなかったら



そんなことばっか考えてしまうんだ



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