キミに捧ぐ




少しだけ腕に力を入れた時、、



「楓」



私の手をつかんだ楢崎先生が隣にいた



そして名前を呼ばれた



私は一瞬にして固まる




「楓のことが好きなんだ」




「返事がほしいわけじゃないから


ただ俺の気持ちを知ってて」




痛いほど感じる視線が私の体を熱くする


私じゃダメなんだよ?



「ずっと好きだ」



言葉が心に響く



思わず答えてしまいそうになる




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