キミに捧ぐ




「…わたし、もう、…つかれた」





途切れ途切れに言った




「もうやだ……




生きてるのが…辛い」








衝撃的な言葉をはいた



「…そんなこと言うな



まだ楓は生きれる」



そうは言っても悲しかった



どうしようもなく



医者としてじゃなく、男として





生きていける可能性が低くても、例えばたった1%だとしても99%にとらわれずに信じていてほしい


まだ1%の望みはあるんだから




< 399 / 460 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop