キミに捧ぐ
翌朝





「おはようございます」




いつものようにあいさつ





「………」




いつものように無言





「私、一人暮らししようと思います」





言った瞬間バッと勢いよくおばさんおじさんが振り向く





「今まで本当にお世話になりました」



深々と頭をさげる



おじさんは

「いやいや~いいんだよー」

嬉しそうに私の肩をバンバンたたく




痛いんですけど…




おばさんも

「あらそう、やっとね…」

安心したように深く息をつく



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