キミに捧ぐ



つくってくれた今の空間



無駄にはしないよ



ありがとう



「まあな」


私は顔が見えるようにめくった


「先生…」



「落ち着け。」


そう言って私の前髪をかきあげる

「なぁ、おい。誰なんだよ?」


急かすように言う言葉に緊張が高まる


「ほら、…」


優しく促す先生


「うん…」


私は寝転がっていたところを、体を起こして座る




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