キミに捧ぐ

お兄ちゃん


私の家族は颯兄ちゃんだけだった






でも捨てられた
私は一人






私には家族なんてものはない




いつの日からか颯兄ちゃんが大嫌いになった




兄にとって私は鬱陶しい存在でしかない


それだけのこと




HRが終わったようだ






クラスの子曰く
私は"葉月先生"に敵意むき出しらしい






まぁ睨んでるしね
当たり前でしょ






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