キミに捧ぐ
*SIDE楓
「楢崎先生が運んでくれたんですか?」
今の私はとても焦っている
なぜなら
あの声…
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『大丈夫か!?』
『おい…かえで…』
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確かにあれは颯兄ちゃんの声だった…
「運んだのは俺だけど
見つけたのは葉月先生だよ」
やっぱり颯兄ちゃんがいたんだ…
やばい…ものすごくやばい
言っちゃったかも知れない