キミに捧ぐ

暖かいような冷たいような生温い風が吹く


「天気が良くなりましたね」


俺がそう言うと



「そうですねぇ。」



髪がなびいてる…


吹き出しそうになるのを我慢して頭から視線を外す




「あっそういえば…」




突然何かを思い出したみたいでこちらを向く



「そういえば、葉月楓さんは楢崎先生とこのクラスでしたっけ?」



葉月の名前が出てきたことに何故か動揺する


「いえ、葉月は葉月先生のクラスです」





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