~その謎の匂い~
〔郁?どうした?〕
龍次は、ほんとに心配してくれる時は郁って読んでくれる。
〔郁?どうした?何かあったか?〕
ちがうの
違うんだよ・・・・。
(龍・・・・・。どこにも行かないよね?私の居ないところに行かないよね?)
不安なんだよ・・・・。
不安で不安でしかたないんだよ・・・・。
〔ほんとにどうしたんだ?お前、何言ってるんだよ。俺が、お前の前から居なくなるわけ無いだろ?〕
(ほんと?)
ぽろっ
やばい、涙がでてきた・・・・。
〔まったく・・・・・。〕
ぎゅっ
私は龍に抱きしめられていた・・・・・。