~その謎の匂い~
ただいま、皆して正座中。
(一兄・・・・。ごめん。あたしが寝坊したんだわ・・・・・。)
まぢでごめん・・・・・。
<いやぁ。郁美は悪ねぇよ・・・・。あね・・・・・。>
ボコッ
※ただいま、和馬君の横をものすごいスピードでガラスのコップが通りすぎました・・・・・。
「今、何ていった?・・・・。か・ず・ま~君?」
あの、日美さんめっさ怒ってはるんですけど・・・・。
<いえ。日美様。(俺って、超かわいそうじゃね?)遅刻してすんませんでした。>
か~ず~ま~
みんな心の中で全員一致の《ごめんなさい。》をめちゃくちゃな速さで思ってました・・・・。
「ほんで、遅刻はどうでも言いとして・・・・・。何なん?その格好?めっちゃ、ラフな格好しとるやん。・・・・。スーツ着て来いよ!ス・-・ツ。」
「日美さん、俺が好きな格好で来いって言ったんです。すんませんでした。」
一兄・・・・・。さっきから謝ってばっかり・・・・・。