sweet×sweetな恋モヨウ
「何言って……んっ??」
そっと唇を重ねてから、一旦離す。
柔らかい感触と共に微かに感じたはちみつの味。
でも、こんなもんじゃやっぱり足りないよね?
「ちょっと、ハジ…」
言いかけたアヤの言葉を遮って、もう一度。
今度は触れるだけじゃなくて、ちゃんと“もらわないと”ね。
「……!?」
程なくして、口の中に広がってくる甘味。
うん。美味しい。
さすが“はちみつくまさんキャンディー”。
アヤがくれると、美味しさも倍増だ。
「……んーっ」
最初こそ抵抗しようともがいていたものの、キスを深めていくうちに、段々アヤの身体から力が抜けていくのがわかった。
それどころか、しっかり応じちゃってるあたり…可愛いよなぁ。
はちみつとアヤと、両方とも十分に味わいつくしてから、ゆっくり唇を解放してあげる。
そして……
「アヤってば素直じゃないよねぇ」
アヤの耳元に顔を寄せて囁いた。
「これがしたくて、わざと“独り占め”したんでしょ?飴なんかなくても、俺はいくらでもできるよ?」
再び顔を近づけて……
ドカッ―――。