カノジョの秘密。
「お前以外にはまだ知られてない。知られたら困るんだ。言っている意味わかるな?」

「はあ・・・。」

よくわかんないけど。

「とにかく、お前には黙っててもらいたい。」

「あたし、誰にも喋りませんよ?」

「口では何とでも言えるだろ。」

そう言われれば、なにも言えなくなってしまう。

「俺はお前には今日初めて会ったし、あんな場面に遭遇しなければ、一生関わることのなかった人間だと断言できる。」

なんか・・なかなか酷い言われ様ですね・・。(遠い目)

「だけどこうして関わる羽目になった以上は、仕方ない。俺はこの秘密を、何としても守り通したい。だから信用できるまで、監視させてもらう。」

「・・・・・ハイ???」

えーーーと、今、なんて言いました?この人、なんて言いました??

カンシ?漢詩?いやんなばかな!
え、まさか監視?


「そ、それはいいいい一体どんな風に・・・。」

やばいよやばいよ(出川風)!また冷や汗が・・・。

なんかキケンな匂いがするんですケド!

「学校では俺がお前を見張る。そして外では、堂島家のSPにお前をつけさせる。」

「なっ・・・。」

なにそれーーーーーー!!!!!!!!

「プライバシーの侵害じゃないですか!」

「先に侵害したのはそっちだろう。」

「へ?」

「人の部屋に断りもなく入りやがって。」

堂島さんは心底苛立っているのか、さらには舌打ちまでお見舞いしてくれた。

「だだだってそれは・・!てゆうか!そんなにプライバシーが大事なら部屋のドア閉めときゃいいじゃない!」

「んだと!?」

「開いてたもん!ドア開いてたから、あんたの後ろ姿見えたから挨拶しようと思っただけだもん!」


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