大切なモノ
今にも喧嘩をしそうな勢いだ。




「まあ、姫華先輩だったら厚化粧しなくちゃ無理か。」




未里亜は姫華ちゃんを嘲笑う。




「未里亜ちゃんはぁ、化粧しても綺麗になれないから化粧しないんだよねぇ?」





明らかにお互いを馬鹿にし合っている。





今日くらいは仲良くしてもいいだろうに…。





「やめなよ、姫華ちゃん。それに未里亜ちゃんも。」




仕方なく恭平が二人の言い争いを止める。
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