大切なモノ
「せんぱぁい、面白そうですし、やってみたらどうですかぁ?」




急に声を出したのは姫華ちゃんだ。




興味本位で言ったんだろう。






私も興味はある。


だけど、この胸騒ぎは何だろう―――?




みんな不安はあるのか、まだ迷っている。





「こっちのお嬢さんは賛成のようだがねぇ?」




「いいんじゃ…、ねぇの?ほら!折角タダでいいって言ってんだしさッ!」





次に賛成の声を出したのは恭平だ。




「私も別にいいと思いますよ…?お金とる訳でもないらしいですし…。」




次は未里亜だ。




これで3対3だ。




「はぁ…、わかった。俺も興味はあるからな。…明日香と勇斗はどうだ?」




私達は首を縦に振る。
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