もう一度あの頃に…、

【メールを受信しました。】

やっと返信がきた。
いつもなら2,3分で
返ってくるメールが
今日は30分程度かかった。

すごく長文で返ってきた。

[ゆいわたし諦めようと
思ってるんだ…。ごめんね
相談なしにこんなこと言って。
応援するって言っちゃったし、
やっぱりわたしが諦めれば
ライバルも減るじゃん?
だからねもう考えないように
するためにメアド消そうかなって
思ってるよ^^ホントにごめん
相談なしっていうのとあと、
ゆいはわたしのことたくさん
応援してくれたのに勝手に
諦めるなんてごめんね泣]

わたしはこの文を読んだ時
すぐにわかった。
たぶんこれは自分の意思じゃ
ないんだと。
誰かに言われたとか
そういうのだと思う。
わたしはこう返した。

[それって自分で決めて
ないでしょ?誰かになんか
言われたでしょあゆ。
すぐわかった。だってなんか
文に無理ある感じしたもん。]

長文を読んだせいなのかな。
少し眠くなってきた。
時計を見た。時計の針はもう
11を指していた。
この時間じゃ眠くても
仕方ないか。
そう思って次メール来たら
明日ちゃんと話し合おうと書こう。

【メールを受信しました。】

[…ゆいにはうそつけないや。
もっともっと話したいことあるけど
夜遅いから明日話すねばいばい。]

以心伝心してるというの
だろうか。わたしがいま
送ろうと思ってた文を
送ってきた。しかし眠すぎて
そんなことを書く気力すら
なかった。なので一言
わかった、明日ねおやすみ。
と送っておいた。
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