club darklght─闇の光─
「じゃあ、また。」
父の会社で働くと約束した私は、“夢”を叶えるためその“夢”の内容を伝えることなく、1年の時間をもらった。
「1年後必ず戻ってくるから、私に1年だけ時間をちょうだい」
と、言って。
父と母は、我が家の立派な門の前で私を優しく送り出してくれた。
その“夢”の内容など知らずに。
その私が向かった場所。
“夢”を叶える場所。
夕焼けの空が、暗闇の空へと変わるころ、それと同時に動き出す。
女達の戦場。
club darklight
─闇の光。