続・極道夫婦―姉と妹の恋―【完】
私が叔父さんの腕で泣いてると、開いた扉の向こうから、お姉ちゃんと雅が、私の呼ぶ声がした。

叔父さんとそちらを向くと、「リビングで待ってろ」と告げた。

2人を見届ければ、叔父さんは、私に何があったか訊いて来る。

私が全てを話すと、叔父さんは私を担いで立ち上がった。



愛美「お、叔父さん?;;」



雄「黙ってろよ?
じゃないと落とすよー」



…“落とすよー”じゃないよ!;;

落とされたくないから、私は大人しくしとく。

いつか、文句を言おう。

“私は荷物じゃない”、と。

聞いて貰えないと思うけど…。
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