続・極道夫婦―姉と妹の恋―【完】
母親はクスクスと笑いながら、りっくんに3千円を渡した。



愛「愛美たちに映画のチケット渡したの。あんたと蕾輝と行って来なさい。くれぐれも、邪魔しないのよ?」



そう言って、母親はリビングの窓から出て行った。

行かせるわりに、“邪魔しないのよ?”って、意味がわからないと思うんですが…。



蕾「映画とか久しぶりだな!
飯を食ったら行こうじゃないか」



蕾兄は1人で決めて、冷やし中華を食べ始めた。

将人も「そうしますか」と、席に着いて食べる。

私は「仕方ない」と言いながら、雅と座ってご飯を食べて、みんなで映画館へと向かった―――…。




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