続・極道夫婦―姉と妹の恋―【完】
―――しかし、腕をガシッと、掴まれてしまった。
直「私から逃げるなんて、無理な話よ?」
愛美「…逃げるって、何ですか」
私はカーディガンのポケットに右手を入れた。
雅に連絡をする為だ。
でも、ある筈の携帯がない。
…そう言えば…!
映画を見る時、電源を落として、鞄にしまったんだ。
私は体を震わせた。
直「私から雅を奪っといて、どういうつもり?」
そんな私を無視し、直海さんは腕を強く握って来た。
痣が出来そうな位に、痛くて、キツい。
痛みに顔を歪ませる私に、直海さんは「言ってる意味が、わからないようね!」と、叫んだ。
直「私から逃げるなんて、無理な話よ?」
愛美「…逃げるって、何ですか」
私はカーディガンのポケットに右手を入れた。
雅に連絡をする為だ。
でも、ある筈の携帯がない。
…そう言えば…!
映画を見る時、電源を落として、鞄にしまったんだ。
私は体を震わせた。
直「私から雅を奪っといて、どういうつもり?」
そんな私を無視し、直海さんは腕を強く握って来た。
痣が出来そうな位に、痛くて、キツい。
痛みに顔を歪ませる私に、直海さんは「言ってる意味が、わからないようね!」と、叫んだ。