続・極道夫婦―姉と妹の恋―【完】
―愛美 SIDE―
家に帰り、シャワーを浴びた私の横に、雅がピタッと寄り添う。
私が「汚いよ?」と言うと、「馬鹿言うな」と返して来る。
私は雅にギュッとしがみ付く。
愛美「雅…抱いてよ…」
あの2人の体温を消して欲しい。
雅は私の額や頬にキスをする。
雅「愛美、怖くないのか?」
愛美「雅を怖いと思った事はないよ」
雅は私の言葉に、目に涙を浮かべながら、頷いてくれた。
優しく、優しく、私の体を撫でて、温かい唇を首に当ててくれる。
雅の腕の中は、特別な場所。
この場所から、もう、離れなくて良いんだよね。