続・極道夫婦―姉と妹の恋―【完】
蕾「愛美は何で、俺を見てくれない…」



あまりにも不自然に蕾兄から視線を向けたせいか、「ショック…」と、泣き真似を始めた蕾兄。

私は雅の腕を叩き、アイコンタクト。



雅「お兄さん;;
鏡を見た方が…ブッ!;;(笑)」



蕾「―――え゛っ;;」



たまたま電話台の所にあった手鏡を、雅が蕾兄に向けたら固まった。

笑いを通り越し、絶句したらしい。



蕾「嫁にいけない…」



理将「元からいけねぇから;;」



蕾兄はショボーンとし、手先の器用なマギーに直して貰うと、家を出て行ってしまった。
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