続・極道夫婦―姉と妹の恋―【完】
愛美「…ッ…」
何故だか涙が込み上げて来た。
ズルズルと鼻を啜ってると、体がふわっと浮いた。
雅「愛美…?」
愛美「雅……」
私を抱き上げたのは、雅だった。
私は雅にしがみ付いた。
きっと、この涙は瑠奈の言った言葉のせいと、私は自分に思い込ませた。
雅「どこか痛いか?」
愛美「…違う。違うよ…っ…」
瑠奈との事を、雅には話したくなかった。
涙で歪む目に映る瑠奈。
お腹がキリキリと痛む。
将「帰ろう」
将人の声が耳に届く。
けれど、私は意識を飛ばしてしまった―――…。
何故だか涙が込み上げて来た。
ズルズルと鼻を啜ってると、体がふわっと浮いた。
雅「愛美…?」
愛美「雅……」
私を抱き上げたのは、雅だった。
私は雅にしがみ付いた。
きっと、この涙は瑠奈の言った言葉のせいと、私は自分に思い込ませた。
雅「どこか痛いか?」
愛美「…違う。違うよ…っ…」
瑠奈との事を、雅には話したくなかった。
涙で歪む目に映る瑠奈。
お腹がキリキリと痛む。
将「帰ろう」
将人の声が耳に届く。
けれど、私は意識を飛ばしてしまった―――…。