続・極道夫婦―姉と妹の恋―【完】
そこには、起きたばかりであろう愛美が、高校の体操服のままで居た。

雅先輩と、両親たちの前に正座してる。

ーーガチャ



蕾「…ただいま」



リビングの入り口で、私たちが立ち尽くしてると、蕾兄とりっくんが帰って来た。

りっくんは蕾兄から買い物袋を受け取り、キッチンへと消えて行く。



愛「愛美と雅君の考え、聞かせてくれるかな?」



夏「パパたちは、2人の意見を尊重するよ」



私と将人は、蕾兄と愛美たちの後ろに座った。

雅先輩は愛美の手を握り、「俺が話しても良い?」と訊いた。

愛美は雅先輩を見て、しっかりとした表情で頷いた。
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