続・極道夫婦―姉と妹の恋―【完】
手足もハッキリとわかるほど、ちゃんとした人の形をしてる。

後3ヶ月で、どれだけ大きくなるのだろう。

ただでさえ今でも重いのに、雅に似て、大きな子が生まれるのかな?



愛美「パパは馬鹿だねー…」



ーーガラッ

私がお腹を撫でながら外を見てると、病室のドアが開いた。

振り返れば、りっくんと将人が居た。

将人は暗い顔で病室に入って来て、雅の寝顔を見てため息。



愛美「…将人。ちょっと、話さない?」



私は、将人を食堂へと誘った。

温かいお茶をポットから湯飲みに煎れ、将人へと差し出す。
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